2023-03-11 三月 透天やまくれないの牡丹の芽 寒の餅言い分膨れてパンクせり 豆撒も潜んで二月も逃げにけり 戸を操れば子雀信じて待っている 早梅や業平扇に二・三輪 冬椿白く灯りて水鏡 香保里 ホホケキョと幼い声で競い啼く 美紗 瀬戸の海光浴で断崖の梅数本 ひでみ 桜鯛伝馬船にはフグとベラ 軒端には桜花愛でたる猫涼と 桜花散る史実は吾子に任せたり 青斑